杉さんの花日記4

1.ガマズミと秋紫陽花
山の、西日のあたらない木陰に
不思議色の夢のように夏の紫陽花が残っていて、
そこだけ時間が止まったようなかんじがしたのでした。

2.枯蓮
あんなにも旺盛だった夏の緑は、どこへ行ってしまったのでしょう。
ただ冬枯れを待つ蓮の畑に
晩秋の風が揺れていました。

3.ギボシの種
いけるのはなにも花だけじゃなくても良いんではないだろうかと思います。
自然が作り出す造形には、
僕たちの浅はかな思索などふっとんでしまうフォルムがたくさん存在します。

4.井上有一の書
宮沢賢治の詩をコンテでなぐるように書きつけたものを
床の間にかけています。
来た人が、これはだれの作品ですか?子供が書いたものですか?
等々いろいろ聞かれました。

5.秋明菊
貴船菊ともいいます。
秋の名残りです。さみしくて いい感じ





06. 11月 2005 by STAFF
Categories: utsuwa | 杉さんの花日記4 はコメントを受け付けていません