漆・赤木明登

AKITO AKAGI 2010 7/24Sat-8/2Mon
在廊日:24日(土).25日(日) OPEN 11:00 ー 18:00/定休28日(水)

昨年赤木さんの工房で椀になる前の鉈切りにされた木の塊を久しぶりにみた。 「これをそのまま生かして僕のために茶碗を3個作ってよ。」と注文をだした。 それは、20年位前になるか一漆の器の天才児角偉三郎と一緒に訪ねた、 彼の下請けの木取り職人の工房で、その塊を見て、強く心に残っていたのだった。
その面取りのカタチは、我(が)というものがなくて、形を作ろうとしたのではない形なのだ。 昔の人の仕事がどんなに素晴らしかったかを物語っている。 どうも僕は作家を前にすると、その人のモノでないモノに注文することができない。 その人に悪いと思ってしまう。人は僕をそうは思っていないだろうが、いつも気になって、 動けないところがあるのだ。 でも今回は頼んだ。どうしても頼みたかった。 出来上がるカタチが浮び上って、お椀が迫ってきたからだ。
結果、3個しかもらえないと思っていたら、大変な数をつくってしまったらしい。 僕のためだけでなく、赤木さん本人が、とりつかれたようにつくりつづけて、 茶碗だけでなく片口、平椀と何十個にもなってしまったようだ。 もしかしたら、輪島の地震のおかげで、何代か前の職人さんの蔵から、 ひょっこり顔をだして、赤木さんの前で踊り出したのかもしれない。 赤木さんが、どうくりぬいたか、見たいもの。
2010.7.7 七夕。 菜の花 たかはしたいいち

赤木明登(あかぎ あきと)
1962 岡山県金光町に生まれる
1984 中央大学哲学科卒業 世界文化社家庭画報編集部に入る 
1988 退社後、輪島へ移住
1989 輪島塗下地職・岡本進に弟子入り
1994 年季明け後 独立 和紙を使った独自の漆器作りをはじめる
1997 ドイツ国立美術館「日本の現代塗り物12人」に選ばれ、海外でも高い評価を受ける
2000 東京国立近代美術館「うつわを見る 暮らしに息づく工芸」に出品
2004 ドイツ国立ディ・ノイエ・ザムルング美術館に作品が収蔵される
2006 著書「漆塗師物語」(文芸春秋刊)「美しいもの」(新潮社刊)を上梓
2007 著書「毎日使う漆のうつわ」(新潮社刊)を上梓


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12. 7月 2010 by STAFF
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