佃真吾さんの個展が始まりました。
梅雨明けして、夏本番という空の小田原です。
香合からお膳や棚まで、様々なお仕事が見られる展示になりました。
その一部をご紹介します。
DM写真の我谷盆(わがたぼん)
新作のだるま杯
李朝のお膳のような美しい十二角の盆
建築物のような肌の花器
使って、自分になじんでくるのが楽しみになる木のものたちです。
佃 眞吾 木工芸。
2011年7月9日/土 ー 7月18日/月
作家在廊日9日.10日 OPEN 11:00 ー 18:00
定休日13日(水)
佃君の木工の仕事をずうっと以前、本人に合う前から、
色々なところで見かけ、好きだった。そして佃君の盆を
自分も使うようになった。
その後彼と会ってから、一つ一つ漆のグイ飲みを
いただくたびに静かに吸い寄せられるように、より一層
好きになっていった。彼の盆は新たに産まれた盆なのか、
古くなつかしい盆なのか、手にとってみると、
その新鮮さは変わることがない。
彼から手紙を頂いた。
木工の仕事にたずさわって20年。
私は木工プラス芸。「木工芸」でありたい。
「芸」とは「修練して身につけた技」であり、「重いことばです。」
しかし、その「芸」は表に出しすぎると「ヤボ」になるし
いいあんばいの匙加減で、その「芸」を生かさないと、
台無しにしてしまうものだし、芸を凝らしすぎるのも考えものだ。
職人的な芸と作家の自由な目で「ちょっとひっかかるけど気になる良い物」
を作っていきたい。
そして、今後は少し頭を柔らかくして、自分の目で仕事をしていきたい。
「盆」から家具まで、何種かの膳をうつわ菜の花に持ち込まれるようです。
この度、6月17日に「箱根菜の花展示室」がオープンいたしました。
その玄関に望月通陽さんが焼きゴテでかいてくれた言葉があとをひいて
おりますので、あらためて内容をかきとめます。
we are so fond of one another, because our ailments are the same
Jonathan Swift
みんなおんなじ病気だから、
私達はお互いのことが好きなんだ。 ジョナサン・スウィフト
スウィフトさんの言葉は、
何だか佃君の盆にすいよせられるのも、望ちゃんを始め他の
作家に引かれるのも同じ病のものどうしで、
好きなんだなぁと感じいったところです。
2011年6月26日 菜の花店主 たかはしたいいち
箱根菜の花展示室
6月17日、箱根湯本にオープンしました。
井上有一と内田鋼一展。
動の書と静の壺。
日常を離れて、ゆったりした時間が流れます。
入館料500円(お茶とお菓子つき)
ショップでは、内田鋼一さんのうつわも販売しています。
7月3日まで
11:00から17:00 水曜日定休
箱根菜の花展示室 open 井上有一と内田鋼一展
井上有一と内田鋼一展 2011.6.17 fri ~ 7.3 sun
開館時間 11:00~17:00
休館日 水曜日
入場料 500円(コーヒー or 紅茶+お菓子付)