荒川尚也 ガラス

arakawa naoya
2010.4.17sat. -4.26mon.
作家在廊日17日(土)OPEN 11:00 ー 18:00定休21日(水)

僕にとってのガラスは倉敷ガラスの小谷さんに始まる。
その後、沖縄の再生ガラスに心を動かされ、
寄宮の閉鎖された工房まで訪ね、
10数個自ら捜してもらって来たことがある。
それは40年前のことである。
そして、今たまたま沖縄の竹富島で書いている。

昨年、京都の荒川さんの工房を訪ねた時
オリジナルガラスの良質な工芸というものを感じた。
その名を晴耕社という。本人自らガラスの調合をしている。
それでも作家性を主張しない、とても気持ちのいいカタチ。
用途を選ばない使いやすそうなカタチ。

荒川さんが青年時代、札幌のつぶれそうな
ガラス工房に夢を持って入った。
親父さんの仕事を支持し、その火を消すまいと努めた。
そのことで、親父さんもつき動かされたと聞く。
それが今日の荒川さんを作っている気がする。

しかし、今回はそれだけでなく、荒川尚也という個性を
持った男のガラスもやってくるようだ。
酒を呑み交わしながら感じたことは、
工芸をベースにして越えていく野心。
人がやらないことへの挑戦。
自己の夢をつくり続けること。
それがどんなカタチになって立ち現れるか楽しみ。
2010.4.1 菜の花  たかはしたいいち


003 004
 
 


08. 4月 2010 by STAFF
Categories: 未分類 | 荒川尚也 ガラス はコメントを受け付けていません