細川護光と岸野 承 やきもの・彫刻
2018年12月15日.土―12月24日.月祝
作家在廊日 15日・16日・17日
定休日 19日.水 OPEN 11:00―18:00
細川さんと岸野さんの、やきものと彫刻です。 細川さんの信楽の壺を取り出した瞬間から、凄さが迫ってきました。 茶碗には、余分な事に捉われずに素直に向かって行く力を感じました。手に取ると、ほっとさせられました。 うずくまるは、すぐさま岸野さんの船板に掛けて見ました。そして前日の鈍翁茶会で使った山帰来をさしました。 あと、お皿。新しさを感じました。 この方の気持ちのいい生き方が、作品に表れています。 熊本、湯河原、軽井沢で作られたものたちです。 岸野さんの彫刻は、だんだん仏門に入って行くかのようです。鋭いながらも優しさを残しながら、進んでいるように感じます。 雲の上にのった老師を正面から見ると、肩の力が抜けてふぁっとします。 黒衣の僧は厳しさを背負っています。 五人の僧には、栗の横木が使われています。一人一人が五人五様の在り方でいて、どこか同じ道に通ずるようにいっている気がします。 これらは自分の感じることですが、どうぞ皆さん自ら見て味わって下さい。 尚、岸野さんは、京都だけれど奈良の文化圏にある木津川市で、創作されています。 2018年11月16日 菜の花 髙橋台一