二見光宇馬の仏さま。
2019年 9月7日.土―9月16日.月祝
作家全日在廊 定休日 11日 OPEN 11:00―18:00
二見光宇馬さんは、京都の御所の近くと、実家の熱海で仏様をつくっています。
土は福岡と日田の間、朝倉市、秋葉山近くでいただいています。
今回は、電気窯で焼くだけでなく、地元熱海の太鼓コロガシの山の中や、栃木の日光市、堂室山など、ご縁のあった方の山の中に入って野焼きをしています。穴を掘って、その辺に落ちている木を集めて焼いたり、炭を使って焼いたりしています。
山の中に入ることは大変なことなのでしょうが、山に入ることで彼と仏様が、より向き合うことになったのでしょう。今回の仏様を見て、祈りたくなるような気持ちにさせられました。
また、時代を超えたものも感じさせられました。
彼の理想は、山の中に入って、その山の土で仏様をつくり、その山の薪でそこで焼くことだそうです。山の神様の近くで仕事をしたいと言います。
彼のめざすところが、見えようとして来ていると思います。
2019.8.10 髙橋台一