井上有一展
2020年 1月31日.金―2月8日.日
OPEN 11:00―18:00 定休日18日
昨年、井上有一の家 というよりは仕事場〈書を書く空間〉を訪ねた。娘の花さんが住んでいて案内してくれた。玄関に立つとストレートに奥のその部屋が見えた。井上有一が亡くなった1985年6月15日から34年7ヶ月が経っている。そして、その時のままの姿で残っていた。ポスターや本の表紙の書がかかっていたり、多くの紙が残っていた。我が友人がほりだした、有一が親父と住んだ家の地図のポスターもチラッと見えた。長きに渡って〈書を書く空間〉は保たれてきたのですね。15坪以上の良い空間であった。大きな音響のある空間であり、バッハがかかっていたという。家の者は中には入れなかったという。
私はビデオで奥様が紙を広げる様子を何十回も見ている。
すごいものが表われでてきたのですね。
想像してはデッサンし実際に向かって書いていったんです。
何年も何年も続けていく行為がとてつもないものを
生み出すんですね。
今回は、あの「上」を掲げます。
「休」と「くびがもげた…」などもあります。
2020.1.14 髙橋台一