最後の花日記 鬼灯

以前、日本人の感性は暗さのなかで
洗練されていったはずだと聞いたことがあります。
野良仕事を終えた人が、夕闇に灯りがついたようにほおずきが草むらに垣間見えるそのさまに
ドキッとしたことがあったのでしょうか、
鬼灯と書いてほおずきと名付けられています。
花をいけていると毎日発見があります。
まだ歩き始めたばかりのボクにでさえ、何かしら発見があるのです。
そうやって気がつくと毎日は、目からウロコの連続です。
なので花をいけてみるのは案外いいものです。
みなさんも、しろうとなりの自分の花をいけてみてはどうでしょうか。
きっとそれなりの発見があるはずです。
「美しい花に理由などない!」簡素で単純な言葉ですが、
そこに在るという事、それがすべてで
それ以外は余計なことなのかもしれません。
杉 謙太郎

07. 11月 2005 by STAFF
Categories: utsuwa | 最後の花日記 鬼灯 はコメントを受け付けていません