鯉江良二と井上有一
鯉江良二と井上有一
やきものと書
2021.1.15〜1.24
11時〜18時
20日(水)定休
1994年1月郡山市立美術館で「大きな井上有一展」があった。外はとても寒かったのを覚えている。当時超人気作家だった鯉江さんと、僕は一緒に見た。鯉江さんは、じーっと立ち止まって、ぐっと食い入るように見ていた。その見方は、自らの内面を見るようにと言ったらいいのか、、凄かった。
昨年の8月6日に鯉江さんは亡くなった。その日は広島に原爆が投下された日。ノーモアヒロシマを訴え続けた人だからと、思えてならない。
僕にとって、茶碗、壺では唯一無二の人。多くの作家の中でも、この人をおいて他にない。だから井上有一の書の前に、鯉江さんの茶碗、壺を飾ってみたいと思った。そんな展覧会です。
僕のコレクションに加えて、常滑に在る他の未発表の作品も並びます。楽しみである。
髙橋台一