内田鋼一 黒いもの

2021.11.6(土)〜11.14(日)

11:00〜18:00

作家在廊 6日(土)

10日(水)定休

 

箱根菜の花展示室は、有一を飾ることに主眼を置いて来ましたが、有一の面白さはどこにあるのか、まだまだ可能性を秘めていると思う。10年前のオープンの時、有一の書と対抗できるものといえば焼きものしかないと考え、それだけのものを作れる作家といえば?と、内田鋼一さんに頼んだ。果たして、どんと存在感のある大きな焼きものを、じっくり作ってくれたのだった。
10年後、有一についてはこう語っている。
「有一の書は、書でありながら抽象画に近いところもある。圧倒的な熱量を感じざるを得ない。俺の場合師匠もいないし弟子入りもしていないので、有一をはじめ、この人凄いなとか、いいなとか思ったものが、指針になっている気がする。自分がいいなと思う人がいっぱいいるのかというと、そんなにはいないしね。」
今回は有一の書に対して、黒いものを中心に作品を用意してくれるとのこと。釉薬の黒から焼きの黒など、様々な黒を見せてくれるらしい。一点、黒が届いた。黒色の板の上に黒の陶器が置かれている。
僕としては、抹茶茶碗はこういうものだったのよ、と誰もが馴染めぬものを作ってみせて、馴染ませていく人だと勝手に思っている。だけど、こちらの意識とは別のものが生まれてくるかもしれない。だから今何をやろうとしてるんだか、なかなか作らないじゃないか、と思って目が離せないのである。そして、圧倒的な熱量を感じざるを得ないものが届いてビックリするに違いない。

たかはしたいいち

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「台湾茶道 留白」Peruさんによるお茶会のご案内

Peruさんは台湾省・南投県生まれの茶人。 台湾茶道教室「留白(るはく)」を主宰されています。 うつわ菜の花では初めての、Peruさんの茶会です。内田さんの茶杯で、茶碗で、台湾茶のひとときを。
日 時 2021年11月7日(日)

①13:30―15:00

②16:00―17:30 (満席)

各回7名さま
会 場 うつわ菜の花

神奈川県小田原市南町1-3-12
参加費 8,000円(税込)

台湾茶、点心、菓子
お申込 お電話にて承ります。0465-24-7020(11:00〜18:00 水曜休)

03. 11月 2021 by STAFF
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