大平新五のやきものと古物

2025
9月20日(土)ー9月28日(日) 
11:00-18:00
24日(水)定休
作家は全日在廊されます

大平新五の集めたものと作品。何年かつづけて、あきることなくやってきましたが、なかなかおもしろくて、手ばなせなくなるものがあります。木工はただ単に寝かせていただけでなく、やって来たもの、さがして来たものを手をかけてみがいたり、でもやきものは、そうはいかない。そのまんま歳を経て、見せるしかない。寺院から出たどえらい鬼瓦がこわれて、元気にあらわれてきたり、古い瓦が、長い年月そのまま置かれてさまになっていたり、ものによって異なってくる。なぜ骨董は元気なのかと言えば不思議。いいところを見つけて骨董屋が動いているんですね。時代が変われば、変化に対応していくのですね。いつも新しさを見いだせるのです。李朝茶盌などはすごいものだと思います。見ただけで茶事に使いたくなる由ですから。
弥生の壺が良かったですし、李朝の高坏の台皿などは、栗きんとんなどのせたくなるし、根来板には何をおいたら良いか、考えて楽しくなりますね。そして大平新五の壺です。前回の京都では、入ってくるなり、壺を抱えて気持ちよさそうに買われて、楽しそうに行かれた花人が居たのには私もびっくりしていました。皆さんもよく知っている人。この小田原では、どこから人がやってきて、どこに消えていくのでしょう。
2025年9月4日  髙橋台一

12. 9月 2025 by STAFF
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