吉田素子の描く世界
2026年2月7日(土)ー2月15日(日)
11:00-18:00
会期中無休
作家在廊日
7日(土)9日(月)12日(木)15日(日)


吉田素子さんの描く世界は何なのだろう。
僕は、素子さんが何かを求めているのははっきりしているのに、何かを確実に消されていく。肝心なものが消え失せることになっている。そしてさらによく見ていくと全体が浮いているように見えていながら、そのものが、どこかでしっかりとつかまって捉えられていることを感じる。それがまた良い形で表現されているんですね。それがこの方の描く線なんです。だれにも描くことのできない一本の線なんです。それがもう一つ見えてくる。表紙の絵では、浮いたものが3点飾られ、たしかに浮いているんです。でもこの方の描く線は、その2つの箱を移動させない線があるのです。引き出された箱なのに、何か意図があるのですね。そこをたどっていくのが、僕にはおもしろく思えるのですが。ぜひ見に来てください。
髙橋 台一
