髙橋台一のとっておき展
2020年 1月11日.土―1月19日.日
OPEN 11:00―18:00 定休日15日
昨年の髙橋台一コレクション展の第二弾です。
取っておいた「とっておき展」。
本当によいものもありますし、とっておいただけのものもあるので、よく見て、選んで下さい。スミマセン。
大きなものは、中国の古代の馬です。これはいつどこで手に入ったか、わからないのです。いい形をしているのと、うす茶色の土ぐあいがすごくいいと言ってくださったお客様がいました。村木さんの大皿や、黒田さんの大きな壺、コーヒーカップや直したお皿。古道具坂田さんでおなじみの、竹と紙で動く、回転する人形は1,000円です。
どうも多くがやきものですが、
漆の赤木明登さんのスプーンは、
使えば使うほどおもしろそうです。
ぐい呑やコップ、茶碗。
とても良いとっくりもあります。
僕が良いと思っているだけかもしれません。
新品だけでなく、使って良くなったものも有り、
そうでないものも有ります。
どうぞ楽しみに来て下さい。
2019.12.20 髙橋台一
新宮州三・漆と木工
2019年 12月14日.土―12月22日.日
作家在廊日 14日.15日 OPEN 11:00―18:00 定休日 18日(水)
●14日16:30より、新宮さんがぐい呑を作ってきてくれます。
美味しい日本酒を用意してお待ちしております。
・13年前新宮さんが独立されてすぐの頃、漆3人展をした。それから、間があったが、この人は面白い動きをしていると思って見ていた。木地から自分で1つ1つを大事に作っている。
新宮さんは岐阜の市で、材を求めているという。
さくい (粘り気のある) 木、しびれる木目を選ぶようにしている。
寸法は初めから決めずに作っていく。気にしているのは、厚みだという。僕も手触りで感じる。その厚みがたまらなく良い。平らではないのみ鑿を使っているので、直線的ではない。鉋でも削りは、デッサンを描くみたいに、カンナを動かすのだと言う。この例えは絶妙である。そうやって形にしていく。
まだ乾燥しきっていない材を轆轤に使う。古い轆轤を使っているので、歪みが面白い。程よくずれると言う。漆はものと眼の距離感が大事で、近くで見ると「おっ?!」と気付きのある表情を意識しているそうだ。
まだ今から上塗りをするお椀が30個位来ることになっている。正面の椀は、今新宮さんの家で愛用している椀である。それを本当は1番に見せたかったという。それに期待しています。
黒田泰蔵の白磁
2019年 12月6日.金―12月10日.火
OPEN 11:00―18:00 会期中無休
黒田さんのところに行って来た。
黒田さんの新しく作った仕事場は、自分がロクロを引くところ、横になって休むところ、人が来た時に話せるところがあった。なんとシンプルな空間なのだろう。余分なもののない、とてもよい空間であった。
ちょうど引いたばかりの梅瓶があった。小さなものだけど、張りがありピリッと感じた。自分の部屋に置きたくなるような、、。
ひとつひとつがすごく大事。
そして、まだまだ生まれて来るんだと思った。
この写真を撮ったあと、梅瓶三点が、これから届く予定です。
2019.11.21 髙橋台一
MATSUYA GINZA
11月12日(火) −18日(月) 松屋銀座 8階イベントスクエア
午前10時―午後8時
11月17日(日)は午後7時30分まで、最終日は午後5時閉場
松屋で久しぶりの企画。隣は京都の一澤信三郎帆布が出店。その奥ではお歳暮。そして小田原からは和菓子ももって、菜の花が登場。特にご覧いただきたいのは、インドのガンガ工房・真木千秋の一本の糸からアートの世界への参入。内田鋼一のやきものの仕事は認められ、原点からの出発。我が友人に声をかけたり、コレクションからピックアップしたり、おもしろおかしく生きている全てをそのままに、やってみたいと思います。
その人その人の本領を見に来てください。
菜の花店主 髙橋台一
真木 千秋
内田 鋼一
辻村 史朗
黒田 泰蔵
安土 忠久
神林 學
海田 曲巷
森岡 成好
森岡 由利子
佃 眞吾
早川 ユミ
冨沢 恭子
afa 真砂三千代
真木 雅子
mon Sakata
COSMIC WONDER
陶・植松永次の世界
2019年 11月23日.土祝―12月1日.日
作家在廊日 23日.24日
OPEN 11:00―18:00 定休日 27日.水
植松永次さんは信楽に行くと、どうしても会って帰らねばと思う人である。
小高い丘の上の永次さんの家へと登って行く道。車から降り立つと小鳥の声が聞こえる。野焼きをした跡や木材の置き方さえも、陶芸家とは違ってさりげなく自然に置かれている。その在り方は工房の作品1つと同じように、心を掴んではなさない。
最近永次さんの作品は、現代美術として認められ始めています。それもわかりますが、僕には現代美術にとどまらない人に思えます。
永次さんは元々、土を感じることから始めた人である。土から聞こえてくる、土自体の魅力、そこから感じられるものをカタチにしたいと。アートや工芸以前に大切なものではないかと。
そして今永次さんは「元に戻っている。」と言われる。
「もっと、元なんです。」
どうぞ、永次さんの作品の在る空間に来て感じて下さい。眺めてみたり、使ってみたりして下さい。
2019.11.1 髙橋台一
丸山正 黒着物
2019年 11月1日.金―11月5日.火
作家は全日在廊 OPEN 11:00―18:00 会期中無休
・11月3日(日祝)14:00−14:40 うつわ菜の花にて
丸山正さんの巻き付けパフォーマンスを行います。
モデルは書家の華雪さんです。
丸山正さんは今度の1月で69才になります。
4年ほど動きがなかったので、うつわ菜の花でやりませんかと声をかけたのが1年前。その時「病み上がりみたいに自信は全く無かったけれど1年あれば何とか、、、」と思っていたそうだ。
今回の誘いがきっかけになって、1点、2点とようやく楽しんでやれるようになった。手をいごかしているうちに、楽しみみたいなものが生まれて来たという。
「帯は自分で染加工している。金属粉、灰、土を紬地に擦り込んでいる。本能に任せて、叩いたり、擦ったり、揉んだり、やりたい放題。子どもが泥んこになって泥遊びをしているのと同じ。動作そのものに快感を味わっている。自分のエキスが投入される気がする。信じられるのは本能。その後、雨ざらしにして、風化させて行く。創作意識も風化されていく。」
と言っています。
すごいところまできている。作れたことが嬉しくて、と言われると、こちらも嬉しくなる。
そんな帯9点、紬、後染め着尺8点が届きます。是非お出かけ下さい。
2019.10.1 髙橋台一
丸山正プロフィール
丸山正は1951年大阪府に生まれる。大阪芸術大学にて油絵を学び、グラフィックデザイナーを経て、 1985年に染織家としての道を歩み始め、東京を中心に各地で展覧会を開催。2000年に北青山にシヨ ツブ 「Maru Factory」 をオープン。同年秋のミラノでの個展では 国内外の注目を集めた。 作品は、クロ、グレー、コゲ茶などのシックな色合いを中心に、独自の色と素材感を追求している。赤城産の手紡ぎによる生紬糸を小干谷で織ったもの。着物は伊勢型師による型紙。 江戸小紋師の卓越した職人の手仕事によって仕上げられている。帯には箔や顔料、灰などを重ねた布を、さらに削る、叩く、擦るなど、 素材造りへの探究心は限りない。伝統技術に支えられながらも、彼の手で鍛え上げられた布達は、彼の「巻き付け」により人体にあてがわれることでその表情を変化させ、見る者を魅了してやまない。
内田鋼一展 初日のご案内
明日19日の内田鋼一展につきまして
搬入設営は、明日早朝を予定しております
これから作品を積んでいらっしゃる内田さんの地元、三重県では激しい雨とのこと。道中安全にお越しいただきたいと思います。
朝10時頃に整理券をお渡しする予定でおりますが、雨の予報が出ておりますので、状況を見て、早めにお渡しする場合もございます。ご来場の皆様には、どうぞお足元にお気をつけてお越しくださいませ
内田鋼一のうつわ
2019年 10月19日.土―10月27日.日
作家在廊日 19日 OPEN 11:00―18:00 定休日 23日
内田鋼一さんは2018年度の日本陶磁協会賞をとられました。
周りにいる者からすると、「おお、最高の賞をもらって大変なことだ」と
思いますが、本人は淡々として変わることなく作陶していることでしょう。
いつもどんな時でも、目一杯のところをもって登場してくれる
唯一の人ですから。
今回、うつわを作ってくれることになっていて、茶碗、急須や湯のみ、
小皿や大鉢、、、。他は何が来るのか楽しみです。届いた茶碗も、
何かグーッと心をひきつけるものになっています。
色合いも形も大きさもいいのです。
その茶碗を使って、落ち着いたところで一服のお茶を、
内田さんと私とで、点てたいと思います。
2019.9.20 髙橋台一
真木千秋展 会期延長のお知らせ
箱根菜の花展示室にて開催中の
真木千秋 糸から生まれる世界 は、
10月15日まで会期を延長いたします。
菜の花暮らしの道具店で開催中の
実りの秋 maki textile studio 展は
10月17日まで、会期を延長致します
2会場での真木さんの美しい布を、ぜひご覧ください