三谷龍二展 器の履歴書
『日々』に連載されていた 器の履歴書が、1冊の本になりました。
その記念展として、掲載されたうつわをを中心にたくさんの作品が竝びました。
初日にたくさんのお客様がおこしくださり、ほとんどのうつわがお客様の元へ。
「器の履歴書」 出版記念 三谷龍二展
2013年11 月8 日. 金 – 11月17日. 日
O P E N 11 : 0 0 ー 18 : 0 0| 作家在郎日 8日(金) 10日(日)
定休日 13日(水)| 10日(日)は、17時クローズとさせて頂きます。
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・「器の履歴書」
発売中の『日々』32号は、三谷さんがこれまで連載されてきた「器の履歴書」が、1冊の本となっています。出版記念となる今展では、本文掲載作品を、素材のこと、形のこと、三谷さんの暮らしのことなどが綴られた本とともにご覧頂けます。
三谷さんが、「日々」に連載されていた
「 器の履歴書」が 一冊の本になった。
その中でも特に心惹かれた漆塗りの四方皿。 素材は、倒れた楡の木が、土中で千年近くを過ごした埋 もれ木、神代楡だそうだ。
土中の成分によってグレーに なったものを、素材として使い、
10年たった頃に三谷さ んは漆を塗ってみたのだという。
『油分が抜けてカサカサした木の表面に漆は深く浸 透し、桜とは違った、マットな仕上がりの表情に なった』 (器の履歴書 より) 10年かかって、やっとまた出会った。そのこと自体がすごい。
グレーになったものに、黒い漆をかけてみる決意。
これも一つの大きなことだったと思う。 大変な仕事だと思いますが、
そうやって木の命がつな がっていくという可能性を感じます。
文章を通して知る、三谷さんの器への想い、目の前の器 を手に取りながら、一つ一つ味わって頂けたらと思う。
2013年10月25日 店主 たかはしたいいち
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内田鋼一 展
2013年10 月19 日. 土 – 10 月27 日. 日
作家在郎日¦ 19日(土)20日(日)
O P E N 11 : 0 0 ー 18 : 0 0 ¦ 定休日 23 日(水)
内田鋼一が薪窯を築いた朽木にまだ行っていない。
残念である。 いい茶碗ができている。
何かと較べているわけではないのに、 いいなあーと思った。
一人でいながら果てしなくつくり、
作りながらも押さえるべき処はちゃんと抑えている。
誰をも写さず、誰の手も借りず、
自分という小さきものの手を使い、かたちづくっていく。
けなげである。 又バサーッと意識を変えて断ち切って行く。
皆様はどう思われるか… たのしみである。
2013年10月3日 店主 たかはしたいいち
・今展では、朽木窯で作られた茶碗、
飯碗、湯のみなどのほか、 四日市の窯からは
ホワイトボウルなどのうつわも並びます。
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森岡成好の陶。
2013年10 月5 日. 土 – 10 月14 日. 月/祝
作家在郎日¦ 5日(土)6日(日)
O P E N 11 : 0 0 ー 18 : 0 0 ¦ 定休日 9 日(水)
森岡さんのやきもの。
今回届いた作品は、どこの国のものか
アジアか、それともアフリカか、
疑ってしまうような瞬間があった。
そして時代も…
行きたい場所、時代にいると思う。
彼の作るものが。
たどり着こうとする所に向かっているんだなあ、
という気がする。
ちょうど書いていたら、
窯が焚き上がったという電話が入った。
楽しみである。
2013年9月24日
店主 たかはしたいいち
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ラスカルさんのスープ
昨日、のメニューは、ラムとレンズ豆のスープ。
柔らかいお肉と、レンズ豆、お米の形のパスタ、オクラ、と具沢山でお腹いっぱいに。
今日のはs、塩豚と白いんげん豆のスープ。楽しみです。
さかいあつしさんの個展
明日から始まる「匙屋の匙とスープのうつわ」展。展示が完了しました。
たくさん並んだ匙です。
4人の作家に作って頂いたスープのうつわ。
明日21日と22日は、大磯の美味しいお店、「ラスカル」の新井さんのスープを、
さかいさんの匙とスープのうつわで召し上がって頂けます。
30食限定 お早めにどうぞ。
1200円 レロアのバゲットを添えて。
匙屋 さかいあつしの匙とスープのうつわ。
2013年 9月21日 .土 – 9月29日 .日
作家在廊日 21日 (土) 22日 (日) ¦ O P E N 11 : 00 ー 18 : 00 ¦
定休日 25日 (水 )
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● 大磯「ラスカル」さんのスープを、さかいさんの匙で 。
21日(土 ) 22日 (日) ¦ 各日13 時 ~ 15 時 ¦
1200 円( レロアのバゲットつき)[ 30食 限 定 ]
「さかいさんからの手紙」
縁あって牛窓町という瀬戸内海を臨む人口7000人の小さな町に越してきて半月が経ちます。
思い起こすと、この移住は、もう何年も前から着想されており、
幾つもの地(小田原、三重県の関町、長野県の東御市など)をそのつもりで眺めてきました。
20年を越える東京暮らしは、僕の作歴とも重なっており、かけがえのない年月を過ごしました。
とはいえ、高度に意図された営みに依ってたつ街の暮らしは、僕にとって製作上の気付きや主題を掬い取ることが次第に難しくなってきた暮らしでもありました。
わずかな空き地に生えた植物やそこをウロチョロしている生き物の色や形に目がいけばいくほど、
人が産み出すモノの浅さに驚きます。人が作るモノに関心が薄れつつありながらも、モノを作らねばならない僕もまた人。という相容れない命題に取り組む時なのでしょう。いつか僕の拙いスプーンやトレイが、松ボックリほどのいとおしい存在にちょっとでも近づけることを願いながら。
2013 年 9月1日 匙屋 さかい あつし
檜原村から国立、そして岡山の牛窓町と、日々の暮らしを基本に、
丁寧に生きてこられたことが伝わって来るお手紙をいただいた。
ほんのわずかでもわけていただければと思いつつ、何も学ばない僕です
が、気持ちの良さ、すがすがしさをさかいあつしさんからはうけとって
きました。
孫たちが使うスプーンや木皿もだいぶ使いこまれています。
何かホッとさせてくれたなあと思うばかりです。
遠くへ行くことでより強く会いにいきたくなる人です。
今回は、赤地健さん、イイホシユミコさん、井山三希子さん、
野口悦士さん、4名の方にサジを使ってもらって、スープ皿をつくってもらいました。
又、僕の大好きな大磯の「ラスカル」食堂の新井君にスープを作ってもらい食する会も催します。楽しみにおこしください。
2013 年 9月 店主 たかはしたいいち
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