さかいあつしさんの個展
明日から始まる「匙屋の匙とスープのうつわ」展。展示が完了しました。
たくさん並んだ匙です。
4人の作家に作って頂いたスープのうつわ。
明日21日と22日は、大磯の美味しいお店、「ラスカル」の新井さんのスープを、
さかいさんの匙とスープのうつわで召し上がって頂けます。
30食限定 お早めにどうぞ。
1200円 レロアのバゲットを添えて。
匙屋 さかいあつしの匙とスープのうつわ。
2013年 9月21日 .土 – 9月29日 .日
作家在廊日 21日 (土) 22日 (日) ¦ O P E N 11 : 00 ー 18 : 00 ¦
定休日 25日 (水 )
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● 大磯「ラスカル」さんのスープを、さかいさんの匙で 。
21日(土 ) 22日 (日) ¦ 各日13 時 ~ 15 時 ¦
1200 円( レロアのバゲットつき)[ 30食 限 定 ]
「さかいさんからの手紙」
縁あって牛窓町という瀬戸内海を臨む人口7000人の小さな町に越してきて半月が経ちます。
思い起こすと、この移住は、もう何年も前から着想されており、
幾つもの地(小田原、三重県の関町、長野県の東御市など)をそのつもりで眺めてきました。
20年を越える東京暮らしは、僕の作歴とも重なっており、かけがえのない年月を過ごしました。
とはいえ、高度に意図された営みに依ってたつ街の暮らしは、僕にとって製作上の気付きや主題を掬い取ることが次第に難しくなってきた暮らしでもありました。
わずかな空き地に生えた植物やそこをウロチョロしている生き物の色や形に目がいけばいくほど、
人が産み出すモノの浅さに驚きます。人が作るモノに関心が薄れつつありながらも、モノを作らねばならない僕もまた人。という相容れない命題に取り組む時なのでしょう。いつか僕の拙いスプーンやトレイが、松ボックリほどのいとおしい存在にちょっとでも近づけることを願いながら。
2013 年 9月1日 匙屋 さかい あつし
檜原村から国立、そして岡山の牛窓町と、日々の暮らしを基本に、
丁寧に生きてこられたことが伝わって来るお手紙をいただいた。
ほんのわずかでもわけていただければと思いつつ、何も学ばない僕です
が、気持ちの良さ、すがすがしさをさかいあつしさんからはうけとって
きました。
孫たちが使うスプーンや木皿もだいぶ使いこまれています。
何かホッとさせてくれたなあと思うばかりです。
遠くへ行くことでより強く会いにいきたくなる人です。
今回は、赤地健さん、イイホシユミコさん、井山三希子さん、
野口悦士さん、4名の方にサジを使ってもらって、スープ皿をつくってもらいました。
又、僕の大好きな大磯の「ラスカル」食堂の新井君にスープを作ってもらい食する会も催します。楽しみにおこしください。
2013 年 9月 店主 たかはしたいいち
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代官山蔦屋書店に出店中
箱根菜の花展示室にて開催していました「パナリ焼展に合わせて出版した「パナリ」
展示しきれなかったものの写真も収められています。内田鋼一さんと店主高橋台一との対談も収録。
会期は終了しましたが、うつわ菜の花、菜の花暮らしの道具店のほか、
代官山蔦屋3号館1階でも販売しています。
期間限定で菜の花暮らしの道具店が出店中、ぜひお立ち寄り下さい。
次回企画は匙屋さかいあつしさん
国立から岡山に居を移したさかいさん。今回は、匙、トレイ、皿などが届く予定です。
匙に合わせて、赤地健さん、イイホシユミコさん井山三希子さん、野口悦士さん
4人の作家の方々にスープのうつわをお願いしました。
大磯の美味しい食堂、ラスカルさんのスープをいただく会も企画しています。
21日より、どうぞお楽しみに。
安土忠久さんの個展は終了致しました
うつわ菜の花はしばらくクローズ、
次回は8月24日より箱根菜の花展示室『パナリ焼展』になります。
安土さんの作品は、小田原駅前の菜の花暮らしの道具店で、
夏の間展示させて頂けることになりました。
安土忠久さんのガラス
初日からたくさんのお客様にお越しいただいています。
今年は小鉢、花入れが特に人気です。
安土さんの代名詞、へちかんだグラスと、ストレートのシンプルなグラスは一旦完売、
追加をお願いしました。
自由に、しなやかに。安土忠久のガラス。
2013年8 月3 日. 土 – 8 月1 1 日. 日
O P E N 11 : 0 0 ー 18 : 0 0 ¦ 定休日 7 日(水)
熱い夏がやって来た。
いましがた上高地の奥の徳沢までトレッキングしての帰り道。
気持ちがスーと抜けてすがすがしい空気を味わっている。
見上げると青い空。焼岳の氷壁がかすかに見え、一筋の小さな瀧が
右に左に見えて美しい。
松本におりてきて、三城というそば屋で横山秀樹さんの
ドーンとしたコップを見て、
安土さんのコップと出会った時のことを思い出した。
30 年近く前、松本の蔵づくりの通りを歩いていた時、
目に入った細身のコップ。「ちきりや」という民芸をあつかっている
丸山太郎さんのお店。それだけが目に入ってきて、
スーと手にとっていたことを思い出した。
茶房でつかって30年という大変な時間がたっても、
あきることのないコップだ。
そこには安土さんのあきずにつくり続ける
真摯な姿勢があるからなのでしょう。
そういえば今年の冬、安土さんは、うちのお店のためにも、
じっくりじっくりとつくりためたようです。
コップ、皿、いろいろな種類のうつわ、オブジェ的な花器も
つくっている。
ぜひ手にとって、見てください。
2013年7月18日 店主 たかはしたいいち
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赤木明登の漆
2013年7月13日(土)〜7月21日(日)
作家在廊日 13日(土)
OPEN 11:00〜18:00 定休日 17日(水)
赤木さんが書いてくれた「美しいもの」という本の威力。 僕のことも載っているので、昨日も京都から夜中バスに乗って小田原に訪ねてきたかわいい人が在る。 そのような人がポツン。ポツン。と現れる。 本当。本物。本気。本質と、ちと恐い位「本」が先にくる。 赤木さんは元編集者から、角偉三郎と出会って漆師へ、そしてもの書きと同時に自らアピールできる人。 新たな漆の使い手を増やすだけでなく「普段ぽくー器多用にガンガン漆を使いたい人」に向けてモノをつくってこられた。 しかし、今回は、どきっとする美しいカタチが送られて来た。 ステキな金属器の名残りをとどめたスプーンと共に。 2013年7月2日 店主 たかはしたいいち
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