森岡成好のやきもの2017。

2017年
11月3日.金 ―11月12日.日
作家在廊予定 3日.4日.5日 定休日8日
OPEN 11:00―18:00 会場:うつわ菜の花

僕と森岡さんとの出会いは、「家庭画報」に載っていた一枚の写真 でした。40年前のことです。森岡さんと4歳位の青い眼をした少年 が、ゴザの上に焼き物を並べていて、少年が遠くを見ているようで、森岡さん本人の顔よりも印象に残ったのでした。まるでボリビア辺りの山の上のように思えたそこは、森岡さんの高野山の前の家だっ たそうです。「このひとに会おう」と、その時思いましたそして、まもなくして、グリーンギャラリーで初めてお会いしまし た。作品を見て、焼〆だけれど日本には無い何かを感じました。余分なものを排除し、だからこそ世界に通じるものを獲得されていたのでしょう。権威におもねることがなかった。それは、今日まで一貫しています。
この4、5年、ここにきて森岡さんはいろんな試みをしている。本人は、碗とかわんとしてしか言っていないのですが。それは茶碗なんです。焼〆だけでなく、粉引や、灰釉、黒釉、飴釉、引き出し黒、それとは別にも他の色を出そうとしている。「2度目はもう無い」というようなことも試みているようだ。登り窯や穴窯で、5日から10日、時間をかけて挑んでい る。今まで焼いて来たことの意味が出て来たと思います。
僕が60歳の時に還暦ということで、森岡さんの工房で作陶させてもらい、焼成もしていただいた。鯉江良二さんが、「次は70歳ですね」と言われた通り、今回11月11日、12日に清閑亭で、同い年の森岡さんと二人、古希作品展を開催します。是非お越し下さい。
2017年10月20日 店主たかはしたいいち

森岡成好プロフィール
1948年 奈良県に生まれ、和歌山県で育つ。
1974年 現在地天野に築窯。種子島を訪れ
南蛮焼き締めと出会う
沖縄の窯場を訪ね以後、焼き締めを中心に作陶を続ける。
北、中米にて土器を学ぶ。以後、韓国、タイ、台湾、沖縄などの
窯場で陶を芸学ぶ 。
1981年 東京、南青山グリーンギャラリーにて個展。
以後隔年に97’年まで個展開催
1982年 インドネシアにて土器を学ぶ
1983年 84’年にかけてインド、スリランカの窯場を訪ね学ぶ
各地にて個展を開催


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24. 10月 2017 by STAFF
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