吉田素子の絵画
2021.10.2〜10.10
作家在廊 2日3日10日
6日(水)定休
OPEN 11:00〜18:00
吉田素子さんの絵は、空間の捉え方がおもしろい。
ずっと今まで抽象画を描いて来られたが、ここのところ一見具象画になってきたかのように見える。ところがやっぱり、それは抽象化されているのだ。
器やテーブルは洋のモノのようだが、漆喰の白や藍などに通じる色は過去からずっと持って来た和を感じさせる。
それらは無機質なようで、そうではなく、背後に吉田さんの気配がする。
彼女は「直線と曲線の響きあう配置によって自分の思う空間を表現できれば」と、話してくれた。
僕も自由にその空間に入って行きたい。
たかはしたいいち