井上有一の世界
2025年6月7日(土)ー6月15日(日)
11:00ー18:00 11日(水)定休


井上有一をとり上げて38年が経ちます。有一の狼涙忌によばれて38年。
僕の場合は有一が亡くなった1985年6月に和菓子菜の花を小田原駅前に出店したのです。
井上有一の亡くなったことが自分の新しい出発点でもあり、そして「花」の一字書をパルコで買いました。菜の花畑の前で写真を撮ったり、色いろな方たちとコラボをして、楽しんで来ました。井上有一は大きな存在でした。おおまたで歩く有一の「貧」をお借りして、生け花士をお呼びして「貧展」を小田原駅前の和菓子菜の花2階の茶房で何年間か続けました。それは、大変おもしろく、僕自身が楽しめました。その「貧」は、京都近代美術館に収まりました。
そして今回、36回目でしょうか。有一だけは毎年企画してきているのですが、有一が愛してやまなかったものを持って来て掛けたいと思います。大きな「花」です。これは本当にすごいです。245cmあります。僕が持っているものの中では一番です。そして、「夢」2点と「愛」1点。
それから宮沢賢治の「虔十(けんじゅう)公園林」の軸を掛ける予定です。
たのしみにお出かけください。
うつわ菜の花 髙橋台一
photo/haruhi okuyama
※6月6日まで、うつわ菜の花はcloseしております。箱根菜の花展示室にて「パナリ焼展」開催中