吉田素子の油彩
2008/9/6-9/15
OPEN 11:00-18:00
作家在廊日 6日(土)7日(日)15日(月)
今回見せていただいた3枚の絵は「下地いのち」というくらい何層にも重ねられた上に、カチッとした線で描かれていた。
心象風景を描きつづけていたと思っていた吉田素子さんは、心象を超え、抽象を具象化するところまで入ってこられた。
描かれた植物の葉は「記号です。」というのだが、もっとはるか普遍的なものを感じずにはいられない。
しかし、植物というもののかたちが、普遍的なものであったんだ、と改めてうながされるのである。
菜の花店主 たかはしたいいち。
吉田素子
神奈川県横浜市生まれ
サロンドートンヌ会員(仏)
日本美術家連盟会員
うつわ菜の花
神奈川県小田原市南町1ー3ー12 電 話(0465)24-7020
小田原駅東口より箱根方面へ向かうバス利用
[箱根口]バス停下車徒歩3分
お楽しみに!
うつわ菜の花の次の企画展は、
彫刻家 本濃研太(ほんのう・げんた)さんの
ダンボールアートです。
ダンボールに切れ目を入れ、ボンドを使って立体に仕上げ、
アクリル絵の具で彩色した、オオカミ、トラ、
ニワトリやナマケモノなど
30−40体のダンボールアニマルがやってきます。
ほぼ実寸大につくられた動物たちには、
本当にそこにいるような気配を感じます。
菜の花あん工房には以前から、本濃作品のトラがいて、
お店に来た子供たちはすぐに反応、
近づいたり、さわったりしています。
会期は 8/2(土)−8/11(月) (8/6(水)は定休)です。
ダンボール動物園にぜひお越し下さい。
8/1までは、入れ替えのためCLOSEさせていただきます。
菜の花暮らしの道具店は営業しておりますので、
是非お立ち寄りくださいませ。
秦泉寺さんの竹染の世界
10日から始まった、秦泉寺由子さんの個展。
画像ではお伝えしきれない、さまざまな白色の布。
竹染の白をベースに、墨、植物、鉱物で染められた色の布。
光を受け、風をはらみ、纏った人の美しさを引き出してくれます。
CLOSEのお知らせ
うつわ菜の花は、5月9日までCLOSEさせていただきます。
5/10(土)から、秦泉寺由子さんの個展が始まります。
なお、小田原駅前、菜の花暮らしの道具店は、連休中も営業しております。
ぜひお出かけください。
お城の下の藤棚は、『御感の藤』が見頃です。
雨の中庭では
変わってゆく様子が見たいと、
華雪さんが中庭に置いた作品。
雨が降ってもそのままに…ということでした。
先ほどから降りだした雨で、半紙が透け、花 の文字が浮かびあがってきました。
渡り廊下には、相 の文字が何枚も、風に揺れています。
華雪さんの書展
19日から始まりました。
初日には、あん工房を使って、華雪さんによるパフォーマンスとワ
ークショップも行いました。
ふんわりとした口調でお話された華雪さんが、屏風を前に、筆の墨を手で絞り、一文字ずつ 白 という文字を書いていく時、華雪さんの背中に気迫がみなぎり、皆さん息をのんで見入っていました。呼吸をするように書くということ、書こうとする文字の成り立ちを知り、なぜ自分がこの文字を書きたいのかを考えて書きましょうというお話のあと、半紙に思い思いの一文字を書き、そのあと自分の好きなサイズに紙を切って、納得のいく一枚を仕上げるころには皆さん本当に集中して楽しそうでした。