小野セツローのどうぶつと早川ユミの絵日記 展
2015年5月9日/ 土 - 5月17日/ 日
早川ユミさん在廊日 9日/ 土、10 日/ 日
open 11: 00 ー 18 : 00
5月13日(水) 定休日
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ちくちくワークショップ2015のお知らせ
日時/ 2015年5月10日(日)
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わたしに、摘み草の料理を教えてくれたのは、いま、85歳になるセツローさんです。 セツローさんは、つれあいのテッペイの父です。わたしとセツローさんは、好きなも のが、とてもよく似ています。 はさみと包丁が好き。そしてわたしもセツローさんも、牧野植物園が大好きです。ふ たりで、牧野富太郎の生き方に共鳴してなんども足を運びました。ふたりとも牧野富 太郎の植物への想いの深さが好きなんです。牧野富太郎の植物へのめりこんでゆく、 もうすごい好きという、好きさ加減を尊敬しています。ものつくりや、ちくちくのし ごとも、この牧野富太郎みたいな、熱中力、集中力、好きがだいじなのです。もうほ んとうに好き、大好きなことが、ちくちくのしごとには、ひつようです。好きだと、 苦労とか、たいへんとか思わないで、ひとりで自然にやってしまっているんです。 セツローさんも、絵を描いたり、粘土でちいさな仏さまをつくったり、トンボ玉のか んざしや、木のへらやスプーンをつくっています。こういうものつくりが好きで好き で、つい時間を忘れてつくってしまうんだそうです。85歳のいまも、絵を描いたり、 展覧会をひらくものつくりの現役です。セツローさんは、つくり続けているすがたを、 わたしたちのこどもたち、孫にも見せて、伝えているのです。たいせつなことは、何十 年を生きるのではなくて、春の野草のように、いちにち、いちにちを暮らすことだと。 「種まきびとの絵日記 はるなつあきふゆ」より( 早川ユミ著 天然生活ブックス刊)
自分がセツローさんとユミさんのことを書こうと思って いたらユミさんがセツローさんのことを書いていまし た。自分は何もいえませんでした。残念です。「種まきび との絵日記」を一枚ずつめくっている自分です。
2015年4月22日 菜の花 髙橋台一
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