吉田直嗣の器
2010.9.4Sat.-9.13Mon.
作家在廊日:4日(土).5日(日)
OPEN 11:00 ー 18:00/8日(水)定休日
吉田直嗣さんのカップで、teteriaのお茶を。
9/4(土)はteteriaを主宰する大西進さんが在廊。吉田さんのうつわで紅茶をお飲みいただけます。
ものを作る、という事にいつも想いを巡らせています。
自分の中にある核のような部分がどうしたら吐き出せるのか、考えます。
黒い塊のなかに見いだせる気がして創作を続けてきて、
今、白い塊のなかにも同じ感覚をぶつけられると思い作り始めています。
もっと深く核に触れようと考えながら前回の菜の花の個展から時間が過ぎました。
作る器もどこか変わってきたでしょうか。
今さらながら、焼き物が好きでたまらない時があります。
そんなものも含めて変わっていく自分、
変わっていく器を見ていただければと思います。
吉田直嗣
———
上記の文が届いた。
吉田直嗣君は、白磁の黒田泰蔵さんのところに3年いて独立した若者。
顔に似ず直情型。「また、ここで是非やらせて下さい。」
そういうところが気持がいいのですね。
「今迄とは違って、黒にこだわらず、素直に白磁に挑戦したらどうか。」
と提案してみて、今回の企画になったわけです。
僕は内側から湧きおこるエネルギーをたよりにものを見たり、
湧き出ずる水や温泉に助けられたり、涙に感動したりと、
ごく自然で単純なところに依拠しています。
だから吉田君がものづくりとして、〈 自分の中にある核 〉に
とらわれていることは大切だと思っています。
2010年 8月 うつわ菜の花店主 たかはしたいいち。
吉田直嗣
1976年 静岡県生まれ / 2001年 東京造形大学卒業後、黒田泰蔵氏に師事 / 2003年 静岡県駿東郡に築窯 器を中心に制作
teteria 主宰 大西進 (おおにし すすむ)
1976年、群馬生まれ。大学卒業後、会社員、喫茶店勤め、茶畑体験を経て、現在お茶の販売「teteria」を主宰。9年間専門店でひたすらお茶を入れ続け、現在は紅茶を中心に上質な
お茶を紹介する日々。吉田直嗣とは年に数回「器とお茶」のイベントを開催。柴田書店「cafe-sweets」 でレシピの連載。著書に『teteria流 お茶の本(講談社)』など。静岡県沼津市在住。
うさぎ考
くら田たまえさん、もぐら庵さん、神林學さん、三人の作家の『
初日に行われた、パリから帰国中の仲野麻紀さんと、
次回企画展のお知らせ
うつわ菜の花は、8月19日までCLOSEさせて頂きます。
8月20日からは、神林學さん、くら田たまえさん、もぐら庵さんの三人展『うさぎ考』です。
くら田さんは5年ぶり、もぐら庵さんは初めての展示になります。
ワイヤーアートの神林さん、くら田さんの人形、遊び印と名付けた篆刻の
もぐら庵さん、どんなうさぎが並ぶのか、どうぞお楽しみに。
小田原駅前、菜の花暮らしの道具店は、お盆期間中、8月17日までは休まず営業しております。
赤木明登さんの個展が終了しました
暑い暑い中、案内状の写真になった荒刳(あらぐり)
たくさんのお客様がお越し下さいました。
100年以上前の荒型からうまれたうつわの表情を、
一つ一つ手にとって確かめていらっしゃいました。
赤木明登さんの個展が始まりました
案内状写真の作品『荒刳り(あらぐり)片口』
ほかにも、荒刳り茶碗、荒刳り鉢などがあります。
ゴツっとした見た目ですが、国産漆の柔らかな感触が、
お知らせ
うつわ菜の花は、7月23日までCLOSEさせて頂きます。
24日(土)からは、赤木明登さんの個展が始まりますので、
漆・赤木明登
AKITO AKAGI 2010 7/24Sat-8/2Mon
在廊日:24日(土).25日(日) OPEN 11:00 ー 18:00/定休28日(水)
昨年赤木さんの工房で椀になる前の鉈切りにされた木の塊を久しぶ
その面取りのカタチは、我(が)というものがなくて、
結果、3個しかもらえないと思っていたら、
2010.7.7 七夕。 菜の花 たかはしたいいち
赤木明登(あかぎ あきと)
1962 岡山県金光町に生まれる
1984 中央大学哲学科卒業 世界文化社家庭画報編集部に入る
1988 退社後、輪島へ移住
1989 輪島塗下地職・岡本進に弟子入り
1994 年季明け後 独立 和紙を使った独自の漆器作りをはじめる
1997 ドイツ国立美術館「日本の現代塗り物12人」に選ばれ、
2000 東京国立近代美術館「うつわを見る 暮らしに息づく工芸」に出品
2004 ドイツ国立ディ・ノイエ・ザムルング美術館に作品が収蔵される
2006 著書「漆塗師物語」(文芸春秋刊)「美しいもの」(新潮社刊)
2007 著書「毎日使う漆のうつわ」(新潮社刊)を上梓
三原研の陶。
●三原研 陶
2010.7.3Sat.-7.12Mon.
作家在廊日:3日(土)・4日(日)
OPEN 11:00 ー 18:00 / 7日(水)定休日
三原研さんのやきもののことも、本人のことも、
何度も炎の中をくぐらせてつくられた研さんのやきもの。「
茶をたてたら、新たなお茶の世界をつくってくれそうである。
自分が使いこむことで、その先を見定めていきたいもの。
いま三原さんは出身地の出雲の土を使って、焼成を駆使し、
挑戦と失敗の積み重ねが、内なる想像力に呼応して、
出雲という古代の叡智が集結した場にこだわり、
作家 三原研さんは、モダンでカッコイイのだ。
2010年6月18日 菜の花●たかはしたいいち
三原研陶歴
1958 島根県簸川郡(現・出雲市)佐田町に生まれる
1981 舩木研児氏に師事
1983 独立
2001 茶の湯の造形展大賞(島根・田部美術館)
2005 第1回菊池財団海外研究助成金によりイタリア滞在(〜2006)
2006 第1回パラミタ陶芸大賞展準大賞(三重・パラミタミュージアム)
第1回智美術館大賞「現代の茶陶―造形の自由と用の見立て」出品
(東京・菊池寛実記念 智美術館)
2008 茶の湯の造形展大賞(島根・田部美術館)
SOFA個展(アメリカ・ニューヨーク)
日本陶磁協会賞(日本陶磁協会)
2009 NHK BS2 [器夢工房]にて「出雲の風に吹かれて」放映
国内外にて個展
パブリック・コレクション
メトロポリタン美術館(アメリカ) ビクトリア&アルバート美術館(イギリス)
東京国立近代美術館工芸館(東京) 兵庫陶芸美術館(兵庫) 他
写真|杉本光俊
うつわ菜の花
小田原市南町1-3-12
tel. 0465-24-7020
小田原駅東口より箱根方面へ向かうバス利用[箱根口]
http://odawarananohana.
mon Sakata
010.6.12Sat-6.21Mon
作家在廊日:12日(土)/OPEN 11:00 ー 18:00/定休:16日(水)
着るたびに、体になじんでくるmon Sakataの服。
ななめだったり、さかさまだったり、
そしてまた、次の展示会には、新しい何かが届いて、
「あなたは、どんな風に変化していますか?」
と、坂田さんから問いかけられたような気持ちになるのです。
今回届いたのは、写真左のサルエルパンツ。
そしてリバーシブルのショルダーベスト。
しなやかなリネンに、昨年千葉の「as it is」で行われた坂田敏子展ポスターのモチーフ、
新しいmon Sakataを身にまとって、
私たちの中にどんな変化を見つけることができるのでしょうか。
うつわ菜の花 こぐれさとこ