猿山修の仕事。

2016723.731.日 作家在廊日 23日.24日 定休日27日()
内田 輝 クラヴィコードコンサート
7月23日 土18:0019:00 .7月24日 17:0018:00
会費2,000円(各回定員15名様)

昨年末に発売された内田さんのCDジャケットのデザインを、猿山さんが手がけています。夏の夕べに、クラヴィコードの音を、耳と身体で感じてください。

猿山修さんと知り合ってから、もう何年経つだろう。元麻布に移る前、西荻窪の「さる山」から来たモノたちは、うつわ菜の花 のそこここで、欠かせない存在になっている。西荻の店では、不思議な音楽というよりは自分にとっては音が伝わってくると言 う感じだったことが、不思議と今でも残っています。さる山店主、デザイナー、演奏家、いくつもの顔を持つ猿山さんの実像を、 僕はどれくらい知っているのか。本当のところはわかりません。たまに会っては、おーっと握手をし、話をし、別れる。若き友 人と思っていたが、彼ももう半世紀を生きてきた。

今回、猿山修の仕事の中から、「ぼくの使いたいもの」を選ばせてもらった。 それは、うつわであり、照明であり、衣桁である。人間の出会いというのは、本当に不思議であります。福岡・うきはにある杉工場、 ぼくも訪ねてじっくり見させてもらって、藤沢のT-SITEの店で企画していたところで、そこで今度は、彼が新しくデザインした卓ができあがったという。それが見させてもらえるなんて、すごく嬉しいと思います。 この文章を書き上げたとき、猿山さんからも文章が届いた。別々の場所で、同じことを思っていたのが、また嬉しい。

2016年7月4日 
店主たかはしたいいち

猿山修

今から20年ほど前でしょうか。当時、杉並の西荻窪にあった「さる山」に、時々高橋さんがいらしてくださいました。今も「うつわ菜の花」にある大きな引き戸の棚はその頃のものですね。店頭には、陶磁器や木工品等の古道具のみを並べていて、生活の糧であるデザイン業務は伏せていました。他のお客様と同様、高橋さんもそちらの方の仕事は、ご存じなかったことでしょう。 その後、井山三希子さんと一緒に制作した食器のシリーズがきっかけとなり、器を中心とした日用品の仕事も取り扱いしていただけるようになりましたね。これからも引き戸棚と共に末長いお付き合いとなりますように ! 「菜の花」と縁もゆかりもある花の杉謙太郎くんが繋げてくれた福岡うきはの「杉工場」と、デスクやベンチなどの新作を今回の展覧会でお見せ出来るのも嬉しいことですね、立ち上がったばかりの石川金沢のtayo(長井製作所 + 竹俣勇壱 + 猿山修)のテープカッターやインテリア小物を発表する場ともなります。 2005年に井山さんとの二人展以来の「うつわ菜の花」。 今回も宜しくお願い致します !

猿山修/デザイナー1966年生まれ。麻布にて、ギュメレイアウトスタジオ/古陶磁を含むテーブルウェア等を扱う「さる山」を主宰。グラフィック、プロダクト、及び空間デザインを広く手掛ける。各地の窯元等にデザインを提供する一方、陶工、金工等の作家との共作も多数。演劇、映像及び展覧会のための作曲・演奏活動も行う。


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15. 7月 2016 by STAFF
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