●神林學のワイヤーアート
9月26日(土)ー10月5日(月)
作家在廊日 26日(土).27日(日).10月5日(月)
OPEN 11:00 ー 18:00 定休9月30日(水)
神林さんとは同い年。つき合いは、かれこれ25年になる。
このところ、神林さんが目を輝かせて話すことが多い。
それは、長野の中学校に毎週出かけて、ワークショップをしていることだ。
一回ぽっきりのイベントとは違い、継続していく中で、何か大きなうねりの中に生徒達がいるのが伝わって来る。
体力、筋力、脳の力等、衰えつつある62歳だが、思いもつかないことをする生徒達から、新鮮で元気なエネルギーをもらい、神林さんも、活気付けられているようだ。
今後の作品の中に、しっかりと夢と勇気がカタチになって現れていると感じた。
菜の花店主 たかはし たいいち。
谷さんのラオスの仕事展、終了しました
毎日たくさんのお客様が、おみえになり、谷さんとお話したり、会場にラオスの映像を見たり、ゆっくり過ごしていかれました。
写真は、初日のお話会の様子です。
手仕事の布は、このあと暮らしの道具店で販売しています。
うつわ菜の花は9月25日までクローズとなります。
9月26日からは、神林學さんの彫刻展が始まります。
お知らせ
只今開催中の『谷さんの10年目のラオスの仕事展』の会期は、8月23日(日)までとなっております。
発売中のクロワッサン誌上では8月25日までとなっておりますが、正しくは8月23日までです。
会期中は谷さんが在廊されていますので、どうぞお越しくださいませ。
●谷さんの10年目のラオス仕事展
2009
8.15(土)-8.23(日)
OPEN 11:00〜18:00
●会期中全日とも、谷さんが在廊されます。
定休日19日(水)
『谷さんと、ラオスを訪ねた面々のお話会』8月15日(土)17:00より
谷由起子・黒田泰蔵(陶芸家)・奥山夏実(ライター)/司会:髙橋台一
参加費1,000円(お茶とお菓子付)
参加ご希望の方は、うつわ菜の花0465-24-7020へお申込み下さい。
(定員20名程度)
僕はレンテン族の藍の布、それもパッチワークの風呂敷が好きで、5年ほど前、百草へ会いにいった。それが縁で今では菜の花のスタッフもラオスの藍のズボンをはくようになっている。
昨年は、僕自身もラオスまで出かけた。そんなことでいつも身近にラオスが活きている。この三月、伊勢丹での道具展では、谷さんもラオスから来られ、お話し会をした。
日本では失ってしまった自給自足の生活。布にまつわる人達のあたたかさ。
その人達に関わる谷さんの生きる姿勢に、居合わせた人が感動した。
そのことをより多くの方々に、深く味わってもらいたく、今回、谷さんの10年目のラオス仕事展を企画しました。
髙橋台一
プラチナのため息
加藤尚子さんの作品を見て、すぐにはガラスとわからないお客様もいらっしゃいます。
入り口を入ると、プラチナをまとったため息の形が、コンクリートの上に静かに並んでいます。
窓際の深い青が日差しに透けると、水の中にいるような、不思議な気持ちになります。
だまし絵の中から切り取ったような、アンバランスな形の箱や、あふれそうなコップなど、約80点の作品のどれもに、加藤さんの物語を感じることができます。
加藤尚子・ガラス プラチナのため息。
2009
8.1(土)-8.10(月)
OPEN 11:00〜18:00 定休5日(水)
作家在廊日 1日(土).2日(日).6日(木).9日(日).10日(月)
三谷龍二さんの個展が始まりました
初日には、開店と同時にたくさんのお客様がおみえになり、まずは自分のお目当てのものを手に、たくさんの作品をじっく見ていらっしゃいました。
夕方のお話会では、三谷さんが6月に出されたばかりの新刊、『遠くの町と 手と しごと』(アノニマスタジオ)を中心にお話を伺いました。
店内も、お話会も、お客様の熱気で、暑い熱い1日でした。
三谷龍二・木工
2009
6.20(土)-6.28(日)
OPEN 11:00〜18:00 6/24(水)定休日
作家在廊日 20日(土)
・6月20日(土)三谷龍二さんのお話会
「遠くの町と手としごと」をテーマにお話をしていただきます。
司会:高橋台一(参加費1000円 お茶とお菓子付)16:00より約1時間。
参加ご希望の方は、うつわ菜の花0465-24-7020へお申込み下さい。
(定員20名程度)
三谷さんとは長いつき合いになった。
25年前初めて会った頃、松本のペルソナ工房という名で子供達が、いや大人まで、喜びそうなかわいらしい教会や、羊、しま馬などヨーロッパにありそうでいて、見かけることの少ない玩具や、手けずりのスプーン、バターナイフ。糸を引くとなりだすオルゴール。
その当時、できたての菜の花の茶房に置かせてもらい、お陰でクリスマスなどはホットする刻を過ごせた。又、それとは別に木のオブジェも作品にしていた。それは昔からそこにあったかのようだった。
そして、ストーリーのある写真にとどめおきて、一瞬ハットさせ、私たちを忘れていたノスタルジアの世界へとかきたてた。
いまの三谷さんのものづくりは若い人たちへの関心事の一つとなっているのではないでしょうか。
一昨日も、伊賀のヤマホンで若い人たちが列んでいましたという話をギャラリー主から聞いた。
形も形から抜けだし、木をけずりつづけることで、ゆっくり、じっくり自分の世界を形成。そしてどこか無名性に至ろうとしている。
うつわとは、両の手をあわせたところから生れ、そもそも虚で、いくらくんでも、つきることはない意々(いい)なのだと。そのことを三谷さんは知っているのだろう。
自分のことをとても愛しているけれど、何より自分の内側の喜びを大切にしている人だ。
そして、その中心に木があることがこの人の命なのだ。
09.06.01 菜の花店主 髙橋台一