杉さんの花講座最終日
今日は、簡単なお話のあと、まずは花生け。
それから杉さんのお話を聞いて、もう一度生けてみる。という進行でした。
自分が実際に生けたあとの話は、やはり皆さん真剣な面もち。
ドイツでのお話をしながらブーケを作る
杉さんの手さばきの鮮やかさにも見とれてしまいました。


黒田さん個展最終日
どうしても黒田さんの花入がもう一度見たくて…と
浜松から車を飛ばしていらしてくださいました
2つの花入を迷いに迷って、
片方を置いていくのは耐えられない…と
両方お買い上げくださいました。
杉さんの生けたお花もお持ち帰りです。
奥の和室では、杉さんがお茶のおもてなし
花講座も最終日なので、お客様が次々おみえになりました。

杉さんの花日記4
山の、西日のあたらない木陰に
不思議色の夢のように夏の紫陽花が残っていて、
そこだけ時間が止まったようなかんじがしたのでした。
2.枯蓮
あんなにも旺盛だった夏の緑は、どこへ行ってしまったのでしょう。
ただ冬枯れを待つ蓮の畑に
晩秋の風が揺れていました。
3.ギボシの種
いけるのはなにも花だけじゃなくても良いんではないだろうかと思います。
自然が作り出す造形には、
僕たちの浅はかな思索などふっとんでしまうフォルムがたくさん存在します。
4.井上有一の書
宮沢賢治の詩をコンテでなぐるように書きつけたものを
床の間にかけています。
来た人が、これはだれの作品ですか?子供が書いたものですか?
等々いろいろ聞かれました。
5.秋明菊
貴船菊ともいいます。
秋の名残りです。さみしくて いい感じ





杉さんの花日記
「花下草上。」かかそうじょうと読むらしい。
もしも死ぬ時、こんなところで死ねたらいいなと思っちゃいました。
2.はなつるそば
以前クーネルという雑誌に記事を載せていただいた時、
この花がかわいかったので、紹介しました。
菜の花の駐車場のわきで見つけたのです。
3.野路菊
この花は、か弱そうにみえて、じつは、強い花です。
花や葉に霜が降りるころ、厳しい寒さのなかでも真っ赤にやけてなんとか残っているのです。
遠く日本の女性を思わせる花ですね。
4.りんどう
以前花屋でみかけたぶくぶくと肥え太ったリンドウを見て、
なんというか、スゴイなと思いました。
草むらのかげに地べたにはって、そこからすーっと顔を出している。
野に咲くひとふでのリンドウ。ちょっと横顔なところがにくい。




杉さんの花日記2
毒のある花、トゲのある花、臭いのある花、等々…
いわゆる禁花というやつ
しかし、何とも魅力的でアブナイ妖艶な光を放っています。
そういうものにも、どーしてもひかれる時、ありませんか?
2.山栗
ウニのような形。
泰蔵さんの白の造形に、気持ち良くころがってくれました。
3.人文字草
「人という字は…」武田鉄矢風に書いてみると
この花の由来が解りますでしょ?
4.ほうちゃく草
初夏に花をつけるほうちゃく草。
のき下にぶらさがるほうちゃくがその名の由来。




今日の花
山の林道の脇に見つけた貴重な一枝です。
探そうと思って見つかるものではありません。
本当に偶然の出逢いです。
2.トキリマメと枯竹の小枝
独立して立てない花トキリマメ。
竹の小枝にからみついて、うまく居場所を得ています。
かっこうの子供のようです
3.ガマズミ
森の中で赤く染まった一群を見つけました。
ほどよくやけた葉は秋の終わりを知らせてくれました。
虫喰いの葉に寒さでやけた葉先の錆色、
そして水気をいっぱいに含んだ真紅の実。
花生けと解説は杉さん
今日から黒田さんの会期中、
日替わりで杉さんの花日記を掲載します。




システム関係者より
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泰蔵さんの花留め
底のない小皿??としばし悩み
花留めだと気づいたのですが
(もちろん店主がおねがいしてあったもので、知らなかったスタッフが、勝手に悩んだのです)
実際に杉さんが使用されているのがこの写真
2つの輪を重ねて押さえてあります
輪といっても、それだけで見てもオブジェのよう
泰蔵さんの白磁にはこの花留めでないと…と思わせてくれます

杉さんの花講座
杉謙太郎さんのお話と、花生けの会が開かれています。
花選び、花生けにする黒田さんのうつわ選びなど、
みなさん真剣です
野の風景を写すように、
考えすぎた時は、一度リセットして
と、繰り返しお話されていることが印象的です

