三原研の陶。
●三原研 陶
2010.7.3Sat.-7.12Mon.
作家在廊日:3日(土)・4日(日)
OPEN 11:00 ー 18:00 / 7日(水)定休日
三原研さんのやきもののことも、本人のことも、
何度も炎の中をくぐらせてつくられた研さんのやきもの。「
茶をたてたら、新たなお茶の世界をつくってくれそうである。
自分が使いこむことで、その先を見定めていきたいもの。
いま三原さんは出身地の出雲の土を使って、焼成を駆使し、
挑戦と失敗の積み重ねが、内なる想像力に呼応して、
出雲という古代の叡智が集結した場にこだわり、
作家 三原研さんは、モダンでカッコイイのだ。
2010年6月18日 菜の花●たかはしたいいち
三原研陶歴
1958 島根県簸川郡(現・出雲市)佐田町に生まれる
1981 舩木研児氏に師事
1983 独立
2001 茶の湯の造形展大賞(島根・田部美術館)
2005 第1回菊池財団海外研究助成金によりイタリア滞在(〜2006)
2006 第1回パラミタ陶芸大賞展準大賞(三重・パラミタミュージアム)
第1回智美術館大賞「現代の茶陶―造形の自由と用の見立て」出品
(東京・菊池寛実記念 智美術館)
2008 茶の湯の造形展大賞(島根・田部美術館)
SOFA個展(アメリカ・ニューヨーク)
日本陶磁協会賞(日本陶磁協会)
2009 NHK BS2 [器夢工房]にて「出雲の風に吹かれて」放映
国内外にて個展
パブリック・コレクション
メトロポリタン美術館(アメリカ) ビクトリア&アルバート美術館(イギリス)
東京国立近代美術館工芸館(東京) 兵庫陶芸美術館(兵庫) 他
写真|杉本光俊
うつわ菜の花
小田原市南町1-3-12
tel. 0465-24-7020
小田原駅東口より箱根方面へ向かうバス利用[箱根口]
http://odawarananohana.
mon Sakata
010.6.12Sat-6.21Mon
作家在廊日:12日(土)/OPEN 11:00 ー 18:00/定休:16日(水)
着るたびに、体になじんでくるmon Sakataの服。
ななめだったり、さかさまだったり、
そしてまた、次の展示会には、新しい何かが届いて、
「あなたは、どんな風に変化していますか?」
と、坂田さんから問いかけられたような気持ちになるのです。
今回届いたのは、写真左のサルエルパンツ。
そしてリバーシブルのショルダーベスト。
しなやかなリネンに、昨年千葉の「as it is」で行われた坂田敏子展ポスターのモチーフ、
新しいmon Sakataを身にまとって、
私たちの中にどんな変化を見つけることができるのでしょうか。
うつわ菜の花 こぐれさとこ
「as it is」うつわ菜の花
2010/6/3Thu-6/9Wed
坂田さん在廊日:5日(土)
OPEN 11:00 ー 18:00/会期中無休
2010年菜の花カレンダー「as it is」写真展
写真・額・大輪眞之
坂田さんお話の会
ヨーロッパから帰られたばかりの坂田さんを囲んで、
今どんなものに惹きつけられているのかなど、
6月5日(土)16:30より/参加費 1500円(20名さま程度)
お申し込み うつわ菜の花 0465-24-7020
今年の菜の花カレンダーは「古道具坂田」
「as it is」は、年に2回ほどの企画で16年間続いている。
坂田さんは厳しく自分を追いもとめ、日本だけでなく、
坂田さんの良さは気風がいいのと、財力や権威にことのほか、
今回は「お話の会」もあります。
「as it is」が「うつわ菜の花」にやってきます。
2010年5月9日 菜の花 たかはしたいいち
作家在廊のお知らせ
最終日13日は、華雪さんと、
日本刺繍家、三原佳子さんのお二人が在廊されます。
文字のこと、着物まわりのこと、楽しいお話が伺えそうです。
丸山さんの長野での新しいお仕事、モノトーンに加わった、青、
陶・安藤雅信
2010.5.22Sat-5.30Sun
作家在廊日:22日(土)/OPEN 11:00 ー 18:00/定休日:26日(水)
焼き物への焦点が合うにつれ、
おまけに近道が好きでないときてる。
一生掛かっても、入り口で騒いでいるだけかもしれない。
安藤雅信
安藤雅信さんは「ギャラリー百草」
同時に現代アートにかかわり、工芸の批評家、
そして、
ものづくりの表現も過去のエキスを自分なりにとらえなおし、
現在にフィットし、多くの人の心をつかんでいる。そしてもう一歩、一歩前へと。
その源泉は、
入口で騒ぐことなく、
2010年5月9日 菜の花・たかはしたいいち
次回企画展のお知らせ
荒川尚也さんの個展は終了しました。
只今の期間はcloseさせて頂いております。
次回は5月7日より丸山正さんと華雪さんの二人展『黒物着と書』
長野の丸山さんのアトリエ、マルファクトリーで生まれた、
華雪さんとのコラボレーションによる作品も並ぶ予定です。
2010.5.7Fri-5.13Thu
作家在廊日:7日(金).8日(土)/OPEN 11:00 ー 18:00/会期中無休
丸山正の黒物着は、
巻きつけられたモデルは、
それは傍らにいてドキドキものであった。
いま東京での生活を断ちきって、
己を見つめ、
自然との対峙が人に深化をもたらすことだろう。
そこが今回のたのしみ。
彼に紹介された華雪は京都で書家になった後、
東京に在住して、
著書「書の棲処」をいただいた。白という字は、
もともとしゃれこうべが日に晒され白くなった様子を指す、
そのことが、彼女の刻むように書く、一文字、
何度か現場に立ち合いながら、
今回は二人のはじめてのコラボレーションである。
長野の山居に在って、何を感じ、カタチにしたのか、
二人の作品を通して、その感性をつかんでみたいもの。
2010.4.23 菜の花 たかはしたいいち
荒川尚也 ガラス
arakawa naoya
2010.4.17sat. -4.26mon.
作家在廊日17日(土)OPEN 11:00 ー 18:00定休21日(水)
僕にとってのガラスは倉敷ガラスの小谷さんに始まる。
その後、沖縄の再生ガラスに心を動かされ、
寄宮の閉鎖された工房まで訪ね、
10数個自ら捜してもらって来たことがある。
それは40年前のことである。
そして、今たまたま沖縄の竹富島で書いている。
昨年、京都の荒川さんの工房を訪ねた時
オリジナルガラスの良質な工芸というものを感じた。
その名を晴耕社という。本人自らガラスの調合をしている。
それでも作家性を主張しない、とても気持ちのいいカタチ。
用途を選ばない使いやすそうなカタチ。
荒川さんが青年時代、札幌のつぶれそうな
ガラス工房に夢を持って入った。
親父さんの仕事を支持し、その火を消すまいと努めた。
そのことで、親父さんもつき動かされたと聞く。
それが今日の荒川さんを作っている気がする。
しかし、今回はそれだけでなく、荒川尚也という個性を
持った男のガラスもやってくるようだ。
酒を呑み交わしながら感じたことは、
工芸をベースにして越えていく野心。
人がやらないことへの挑戦。
自己の夢をつくり続けること。
それがどんなカタチになって立ち現れるか楽しみ。
2010.4.1 菜の花 たかはしたいいち