森岡成好と森岡由利子 焼〆と李朝白磁

2019 年 3 月23日. 土― 3月31日. 日
作家在廊日 2 3 日(土). 2 4 日(日)
定休日 27 日. 水OPEN 1 1 : 00 ― 1 8 : 0 0

かつて畿内と呼ばれた地域の南辺に住んで三十数年。
幸いなことに大和や河内にもほど近く、弥生・古墳時代等の遺跡が点在する。
出土品の多くは土器だが、その材料は陶土として使用可能なもので、
遺跡めぐりは「粘土ハンティング」となる事しばしば、、、。
おかげで、岩石を見分ける知識が増えた。
更に、渡来の陶磁器や青銅器等も出土しており、朝鮮半島、更には中国大陸の
歴史を遡りつつ、そのルーツを探るという作業は無類の楽しみでもある。
焼き物屋という仕事は、何と贅沢な仕事だろうか、、、。
考古学、地質学、文化人類学、全ての要素を含んでおまけに美を追求するなんて!!
と、悦に入っている此の頃です。

森岡由利子

 

・森岡由利子さんからこの手紙をいただいた。
二人のやきものを見ていると楽しい。気持ちが良くなってくる。
こういう人がいることでホッとして、ギャラリーをやることができるのですね。
焼き締め、李朝白磁を見に、是非お出かけ下さい

2019年2月28日利休忌に
うつわ菜の花 たかはしたいいち


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07. 3月 2019 by STAFF
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スリップウェア 山田洋次

06. 3月 2019 by STAFF
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黒田泰蔵・白磁

2019年
2月23日.土―3月3日.日
定休日 27日.水 OPEN 11:00―18:00

黒田泰蔵さんとの出会いは、桃居というギャラリーで、花岡隆さんとの2人展があった時でした。25年くらい前です。銀花という雑誌に紹介されていたので、松崎の工房に訪ねたいと思いながら行けないままだったのです。 その時初めて見た黒田さんの白磁は、グレーを帯びて見えたが、惹かれるものがあって壺を求めました。 それから、黒田さんも作品も気に入って、付き合うようになりました。少しして、僕はまだギャラリーも持っていないのに、お城通り商店街のカフェで展覧会をしようと言ってもらった。その時、凄く嬉しかったのを覚えている。 ある期間を除いて殆ど毎年、黒田泰蔵展をやって来たのが「うつわ菜の花」の歴史でもあります。その間、食器、コーヒーカップなど、いろいろに変遷して面白くなった。中心に据えているのは円筒で、自分を突き詰めていくように求めて求めてまだその途上にあるようです。 「自分の人生の証として、円筒、梅瓶、コーヒーカップは作り続けていきたい」とのことですが、別のことも追求しています。ふと、破れたものや、壺の口の周りがビィッと切れたものに深く感じ入ることがあります。 どこまでも見続けて行きたい。 2019年2月1日 菜の花 髙橋台一


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14. 2月 2019 by STAFF
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藤井勘圿の絵

2019年 2月9日.土―2月17日.日
定休日 13日.水
OPEN 11:00―18:00
作家在廊日 9日(土).10日(日).11日(月祝)

藤井勘圿さんの絵は、日本画でありながら、あらゆる素材を用いて、彼独特の世界を築いている。 色が折り重なって、きらりと光る。 一つは花の絵。椿や山茶花や芍薬。御化鶏頭のむくむくと現れ出て来る赤の連なり。 もう一つは、27年間描き続けて来た岩田山の何ともいえぬ猿たち。雪の降る寒さの中でゆったりと動き、春には草木の中に現れては人間を観察し、死んでいく。その姿を、勘圿さんは同じ位置に身を置き、雨にさらされ、紙が破れながらでも、描いて来た。ところが今、外国人観光客の急増で、近づけないようにロープが張られ、今迄のようには描けなくなって来ている。勘圿さんによると岩田山に行くことで、体も心も解放されて、良い絵が描けて来たというのに。 そして大津繪を基に、現代的な視点で自由に描いたモノ達。これはさらっと、あっさり、思いが形をもち、新しい印象を与えている。 菩薩、阿国や歌舞伎、不動明王、達磨、為朝まで――。 この人にかかったら、鳥でも何でも形になり、おもしろいのである。 勘圿さんは、京都にあまりかかわらないで生きているというが、京都だからこそ描けていると、僕は思う。 うつわ菜の花に、お出かけ下さい。
2019年1月21日 うつわ菜の花 たかはしたいいち



リーフレット(PDF)

04. 2月 2019 by STAFF
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冬の花会(満席になりました)

花会  冬の老欅荘

※花会は満席になりました。

季節ごとの景色を、花器に映して参りました花会を、冬の松永耳庵旧宅、老欅荘にて開催するはこびとなりました。

寒さ厳しく、冬枯れの草木の中にも、春を待つ息吹を感じるひとときとなれば幸いでございます。

どうぞ皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

日 時

220(水) 午前の部(10時~12)、午後の部(満席となりました)

221(木) 午前の部(10時~12時)、午後の部(満席となりました)

定 員

各回15名様(要予約)

花 人

杉 謙太郎

会 場

松永記念館 老欅荘 小田原市板橋941-1

箱根登山鉄道「箱根板橋駅」下車徒歩10分

参加費

五千円

お申込み メールにてお申込みください。

詳細は うつわ菜の花0465-24-7020

Mail/utsuwa@nanohana.co.jp

 

29. 1月 2019 by STAFF
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菜の花コレクション展

2019 年
1月26日.土 ― 2月3日.日
定休日 30日.水 OPEN 11:00―18:00

ギャラリーをやってきて35年。 おもしろい人や、素敵な人、ささやかだけどその中でハッと するものを生みだす人達がいた。古物で底知れず魅力的な モノたちがいた。 古道具坂田さんのドゴン族の木の階段、縄文、デルフトの 白い皿。輝きが増してくる角偉三郎さんの合鹿椀やだるま 椀。内田鋼一さんの韓国の登り窯で焼いた白磁と引出黒。 辻村史朗さんのぐい吞。うつわに掛けてある神林學さんの ハリガネ彫刻。高知谷相の棚田でやっている紙漉師吉岡太 志さんの和紙。そして井上有一の書。 自分は気持ちのおもむくままに集めてきた。でもチョット ごちゃごちゃか。
今日、京都の花屋みたて 西山さんにお会いする機会をも ち、お呼びすることにしました。花でも添えてもらったら と思います。 自分が見て集めてきたものが、「うつわ」の空間に置かれる ことによって、どう響き合ってくるか。それをみなさんに どんなふうに受けとめてもらえるのか楽しみです。
2019年1月9日 うつわ菜の花 たかはしたいいち

赤木明登 秋山潤 安土忠久 安藤雅信 伊藤正 井上有一 植松永次 内田鋼一 海田曲巷 大平新五 小川待子 小野セツロー 神林學 キムホノ 熊谷幸治 黒田泰蔵 鯉江良二 鯉江明 阪口鶴代 坂田和實 猿山修 新宮州三 全文煥 佃眞吾
辻村史朗 辻村唯 深澤彰文 藤井勘圿 二見光宇馬 細川護光 牧山花 丸山正 望月通陽 森岡成好 森岡由利子 山田洋次 吉岡太志 吉田素子 李政錫 若杉聖子
(五十音順)他にもいろいろお楽しみに

リーフレット(PDF)

22. 1月 2019 by STAFF
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ただいまの企画展

1月12日より1月20日まで、箱根菜の花展示室にて、井上有一の書  菜の花コレクション展を開催しております。

18. 1月 2019 by STAFF
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細川護光と岸野 承 やきもの・彫刻

2018年12月15日.土―12月24日.月祝
作家在廊日 15日・16日・17日
定休日 19日.水 OPEN 11:00―18:00

細川さんと岸野さんの、やきものと彫刻です。 細川さんの信楽の壺を取り出した瞬間から、凄さが迫ってきました。 茶碗には、余分な事に捉われずに素直に向かって行く力を感じました。手に取ると、ほっとさせられました。 うずくまるは、すぐさま岸野さんの船板に掛けて見ました。そして前日の鈍翁茶会で使った山帰来をさしました。 あと、お皿。新しさを感じました。 この方の気持ちのいい生き方が、作品に表れています。 熊本、湯河原、軽井沢で作られたものたちです。 岸野さんの彫刻は、だんだん仏門に入って行くかのようです。鋭いながらも優しさを残しながら、進んでいるように感じます。 雲の上にのった老師を正面から見ると、肩の力が抜けてふぁっとします。 黒衣の僧は厳しさを背負っています。 五人の僧には、栗の横木が使われています。一人一人が五人五様の在り方でいて、どこか同じ道に通ずるようにいっている気がします。 これらは自分の感じることですが、どうぞ皆さん自ら見て味わって下さい。 尚、岸野さんは、京都だけれど奈良の文化圏にある木津川市で、創作されています。 2018年11月16日 菜の花 髙橋台一

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14. 12月 2018 by STAFF
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伊藤正のやきもの

2018 年
21月1日.土 ―12月9日.日
作家在廊日 1日.2日  Open11:00―18:00
定休日5日

30. 11月 2018 by STAFF
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小川待子のうつわ

2018 年
11月3日.土 ―11月11日.日
作家在廊日 3日 Open11:00―18:00
定休日 7日

この11月で、うつわ菜の花は20周年を迎えます。この間支えて くださった全てのお客様に、感謝の気持ちでいっぱいです。 和菓子菜の花の時代から、親交のある作家の方々を始め、参加し てくださった全ての作家の方々。その他毎月のように企画してき たコンサートや花会等で、協力してくださった方々も思い出され ます。皆様本当にありがとうございました。

海を見下ろすアトリエに、小川待子さんを訪ねた。
アフリカのマスクや道具、布。たくさんの書物に囲まれた、テーブルには、今
回のための作品が並んでいた。僕はびっくりした。圧倒される強さの茶碗。鈍
く光る金の色だった。
純度の高い金を使うことで、マットな質感になるのだそうだ。そしてザラッと
した梨地の肌に吸い込まれた金彩は、割れ目にも入ってゆき、その陰影がさら
に金に奥行きを見せている。小川さんは、以前は金をあまり使わなかった。人
生の時を重ねてきたことで、使えるようになったのかもしれない。まず飲みた
い。月末の鈍翁茶会でも使ってみたいなあ。

もう一つ、心を捕らえられた作品は、「結晶と記憶」と名付けられている。 1230度を越える高温で焼かれた磁土の塊に、ガラスが大きな結晶のように ついている。太古の大地からちぎり取られたような力強さを持ちながら、磁土 は白く、ガラスは気泡のある柔らかさを見せ、底部は滑らかな肌の小さな点で 支えられていて、まるで王女のようだ。 形は、磁土を選び取るところから始まっている。と、話してくれたのが印象的 だった。

うつわ菜の花のオープン企画を飾ってくださったのは小川待子さんでした。そ して年月が経ち、今回20周年を、小川さんの作品展で迎えられることは、こ のうえない喜びです。
小田原で、お待ちしております。

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30. 10月 2018 by STAFF
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