三原研さん作品紹介

今回は、大きめの花器や掛花、茶碗、ユーモラスな獣頭の蓋物など40点ほどが並んでいます。
土器のような風合いや、鉄でできたような形など、三原作品の魅力をご覧ください。



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10. 7月 2010 by STAFF
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三原研の陶。

三原研 陶
2010.7.3Sat.-7.12Mon.
作家在廊日:3日(土)・4日(日)
OPEN 11:00 ー 18:00 / 7日(水)定休日

三原研さんのやきもののことも、本人のことも、実はあまり知ってはいない。折にふれ、見るたび会うたびに、ぐいぐいと引きつけられていく自分に気付く。精緻で完成度が高いものは自分を必要としないから、拒絶していたはずなのにどうしてだろうか。
何度も炎の中をくぐらせてつくられた研さんのやきもの。「どんなに使いこんでも変わることはない」と断言される。そこで僕は突き放してじーっとして対峙してみる。フト、手にとってみる。花器や茶碗として在ることを否定しているように僕には見えるが、花を活けたら、花が生きかえるかもしれない。
茶をたてたら、新たなお茶の世界をつくってくれそうである。
自分が使いこむことで、その先を見定めていきたいもの。
いま三原さんは出身地の出雲の土を使って、焼成を駆使し、独自の風合いを定着させ、グレーや紫、緋色といった発色をひき出している。
挑戦と失敗の積み重ねが、内なる想像力に呼応して、花器や茶器を産んでいる。
出雲という古代の叡智が集結した場にこだわり、未来へとメッセージを発信しているのかもしれない。
作家 三原研さんは、モダンでカッコイイのだ。
2010年6月18日 菜の花たかはしたいいち

三原研陶歴
1958 島根県簸川郡(現・出雲市)佐田町に生まれる
1981 舩木研児氏に師事
1983 独立
2001 茶の湯の造形展大賞(島根・田部美術館)
2005 第1回菊池財団海外研究助成金によりイタリア滞在(〜2006)
2006 第1回パラミタ陶芸大賞展準大賞(三重・パラミタミュージアム)
     第1回智美術館大賞「現代の茶陶―造形の自由と用の見立て」出品
     (東京・菊池寛実記念 智美術館)
2008 茶の湯の造形展大賞(島根・田部美術館)
     SOFA個展(アメリカ・ニューヨーク)
     日本陶磁協会賞(日本陶磁協会)
2009 NHK BS2 [器夢工房]にて「出雲の風に吹かれて」放映
国内外にて個展

パブリック・コレクション
メトロポリタン美術館(アメリカ) ビクトリア&アルバート美術館(イギリス)
東京国立近代美術館工芸館(東京) 兵庫陶芸美術館(兵庫) 他

写真|杉本光俊

うつわ菜の花
小田原市南町1-3-12
tel. 0465-24-7020
小田原駅東口より箱根方面へ向かうバス利用[箱根口]バス停下車徒歩3分
http://odawarananohana.weblogs.jp



Mihon
 

21. 6月 2010 by STAFF
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mon Sakata

010.6.12Sat-6.21Mon
作家在廊日:12日(土)/OPEN 11:00 ー 18:00/定休:16日(水)

着るたびに、体になじんでくるmon Sakataの服。
ななめだったり、さかさまだったり、いろいろな着方をしているうちに、気持ちが自由になり、自分だけのモンサカタになってゆきます。
そしてまた、次の展示会には、新しい何かが届いて、
「あなたは、どんな風に変化していますか?」
と、坂田さんから問いかけられたような気持ちになるのです。
今回届いたのは、写真左のサルエルパンツ。
そしてリバーシブルのショルダーベスト。
しなやかなリネンに、昨年千葉の「as it is」で行われた坂田敏子展ポスターのモチーフ、アミアミがプリントされています。
新しいmon Sakataを身にまとって、
私たちの中にどんな変化を見つけることができるのでしょうか。
うつわ菜の花 こぐれさとこ



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02. 6月 2010 by STAFF
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「as it is」うつわ菜の花

2010/6/3Thu-6/9Wed
坂田さん在廊日:5日(土)
OPEN 11:00 ー 18:00/会期中無休

2010年菜の花カレンダー「as it is」写真展
写真・額・大輪眞之

坂田さんお話の会
ヨーロッパから帰られたばかりの坂田さんを囲んで、
今どんなものに惹きつけられているのかなど、伺ってみたいと思います。
6月5日(土)16:30より/参加費 1500円(20名さま程度)
お申し込み うつわ菜の花 0465-24-7020

今年の菜の花カレンダーは「古道具坂田」の店主坂田和實さんがつくった小さな美術館「as it is」をとりあげさせてもらった。
「as it is」は、年に2回ほどの企画で16年間続いている。坂田さんのセレクトしたものの展示を中心に、最近では中村好文さんの住居展、坂田敏子さんの服のインスタレーション、今は安藤雅信さんの空間構成が展示中。
坂田さんは厳しく自分を追いもとめ、日本だけでなく、世界を歩いている。そして、何でもないものととらえられていたものに光を当てられる。デルフトの白や、ドゴン族のハシゴ、李朝の瓦、ヤクザなトランプ等。又、身近な人達をとりあげ、その人の核なるものをさりげなく引き出していかれる。
坂田さんの良さは気風がいいのと、財力や権威にことのほか、やんちゃにふるまって自由であること。そして何よりも若い人達への暖かいまなざしでしょうか。じっくり話を聞かれているなと感じます。

今回は「お話の会」もあります。
「as it is」が「うつわ菜の花」にやってきます。
2010年5月9日 菜の花 たかはしたいいち

スクリーンショット(2010-06-02 17.42.22)

  

02. 6月 2010 by STAFF
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作家在廊のお知らせ

最終日13日は、華雪さんと、マルファクトリーの刺繍を手がける
日本刺繍家、三原佳子さんのお二人が在廊されます。

文字のこと、着物まわりのこと、楽しいお話が伺えそうです。
丸山さんの長野での新しいお仕事、モノトーンに加わった、青、黄、赤も、是非ご覧ください。



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13. 5月 2010 by STAFF
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陶・安藤雅信

2010.5.22Sat-5.30Sun
作家在廊日:22日(土)/OPEN 11:00 ー 18:00/定休日:26日(水)

焼き物への焦点が合うにつれ、まだ自分が遠くにいることを悟るばかりである。
おまけに近道が好きでないときてる。
一生掛かっても、入り口で騒いでいるだけかもしれない。
安藤雅信


安藤雅信さんは「ギャラリー百草」ややきものの工房を経営している。
同時に現代アートにかかわり、工芸の批評家、茶人といったいくつもの顔をもっている。
そして、文章も群をぬいている。
ものづくりの表現も過去のエキスを自分なりにとらえなおし、
現在にフィットし、多くの人の心をつかんでいる。そしてもう一歩、一歩前へと。
その源泉は、あくことのない好奇心と想像力。
入口で騒ぐことなく、正面から切りこんで、行動にうってでているヤクザな人である。

2010年5月9日 菜の花・たかはしたいいち



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10. 5月 2010 by STAFF
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黒物着と書

丸山正さんと華雪さんの二人展が始まりました。
奥の部屋には、丸山さんの型紙に書いた、華雪さんの書。
長野の丸山さんの工房での合宿から生まれました。


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08. 5月 2010 by STAFF
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次回企画展のお知らせ

荒川尚也さんの個展は終了しました。
只今の期間はcloseさせて頂いております。
次回は5月7日より丸山正さんと華雪さんの二人展『黒物着と書』
長野の丸山さんのアトリエ、マルファクトリーで生まれた、
華雪さんとのコラボレーションによる作品も並ぶ予定です。


2010.5.7Fri-5.13Thu
作家在廊日:7日(金).8日(土)/OPEN 11:00 ー 18:00/会期中無休

丸山正の黒物着は、若い者から老人まで出逢った者を魅了して来た。
巻きつけられたモデルは、グングン自己が変化していくことに気づき、美しくなっていく。
それは傍らにいてドキドキものであった。
いま東京での生活を断ちきって、長野の山あいの寒村に入って3年目になる。
己を見つめ、いためつけ、見出すべきものを探しているのか――。
自然との対峙が人に深化をもたらすことだろう。
そこが今回のたのしみ。

彼に紹介された華雪は京都で書家になった後、
東京に在住して、どう変化していったのだろうか。
著書「書の棲処」をいただいた。白という字は、
もともとしゃれこうべが日に晒され白くなった様子を指す、と初めて知った。
そのことが、彼女の刻むように書く、一文字、一文字から感じられる。
何度か現場に立ち合いながら、次はどうなっていくのか、好奇心をかきたてられて来た。

今回は二人のはじめてのコラボレーションである。
長野の山居に在って、何を感じ、カタチにしたのか、
二人の作品を通して、その感性をつかんでみたいもの。

2010.4.23 菜の花  たかはしたいいち

30. 4月 2010 by STAFF
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荒川尚也さんの個展が始まりました。

手になじむグラスから、花器、お茶の道具、ペンやオブジェと、多彩な作品を作られる荒川さん。
真鍮のボールペンもご自分で作られたと伺い、びっくり。

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19. 4月 2010 by STAFF
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荒川尚也 ガラス

arakawa naoya
2010.4.17sat. -4.26mon.
作家在廊日17日(土)OPEN 11:00 ー 18:00定休21日(水)

僕にとってのガラスは倉敷ガラスの小谷さんに始まる。
その後、沖縄の再生ガラスに心を動かされ、
寄宮の閉鎖された工房まで訪ね、
10数個自ら捜してもらって来たことがある。
それは40年前のことである。
そして、今たまたま沖縄の竹富島で書いている。

昨年、京都の荒川さんの工房を訪ねた時
オリジナルガラスの良質な工芸というものを感じた。
その名を晴耕社という。本人自らガラスの調合をしている。
それでも作家性を主張しない、とても気持ちのいいカタチ。
用途を選ばない使いやすそうなカタチ。

荒川さんが青年時代、札幌のつぶれそうな
ガラス工房に夢を持って入った。
親父さんの仕事を支持し、その火を消すまいと努めた。
そのことで、親父さんもつき動かされたと聞く。
それが今日の荒川さんを作っている気がする。

しかし、今回はそれだけでなく、荒川尚也という個性を
持った男のガラスもやってくるようだ。
酒を呑み交わしながら感じたことは、
工芸をベースにして越えていく野心。
人がやらないことへの挑戦。
自己の夢をつくり続けること。
それがどんなカタチになって立ち現れるか楽しみ。
2010.4.1 菜の花  たかはしたいいち


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08. 4月 2010 by STAFF
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